地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

談合坂の地名由来と団子地名

c0134145_21402411.jpg 団子・談合はは段処(だんこ)の事ですよ                                                            中央道の談合坂サービスエリア(山梨県上野原市)には「談合坂の団子」屋さんがあります。
「談合坂」のことをその漢字を見るまで「団子坂」と思い込んでいた人は案外多いように思います。しかし、それはある意味で正しい。「だんごうざか」の発音は時に「だんござか」と聞こえる。「だんごうざか」は「だんござか」の発音の異形であり、当世話題の「談合」にちなんだ漢字表記にしたものだ。 
 その「だんござか」の意味は「段処(だんこ)のある坂」という意味である。(注) 「こ」はどこそこ、あそこの「こ」で場所のこと。 例として、宮処(みやこ 都)
そういえば地下鉄「九段下駅」から「江戸城田安門」に上って行く急坂を「九段坂」というが、確かに相当きつい段処のあった坂であることがわかる。静岡県御殿場市中畑の「団合」、山口県山陽小野田市の「談合峠」や新潟・福島県境、越後山地の尾根にある「談合峰」等はいずれも同じ語源である。ただし、新潟県魚沼市の談合山553mは、隣のとがった山を尖山というように見た目で呼んだと思われるので、頂上付近が団子のような形をした丸い山の意味だ。  
 一般に、坂の名前に「団子坂」が多いのは、急な段処のある坂に対して、住民が自然な感情を表した地名である。ただし、「団子」の形を連想して付けられたと思われるものに、「団子森」「団子山」「団子塚」「団子石」等の地名がある。「だんごう」が「だんご」に通じることで談合坂サービスエリアで団子屋さんを始めたその人は、江戸っ子の粋を心得ている人である。それには江戸下町の千駄木にある「団子坂」を語らねばならない。そこに立つ地名由来の説明板には、江戸時代の文書に見える「団子屋」がこの坂にあったから名付けられたとしているが、それは間違いです。談合坂の団子の例がそれを表しているように、団子屋がそこにあったことは信じるとしても、付近の住民が往古より「だんござか」と呼んでいたから、そこに「団子屋」を開業したと考えるのが普通の思考の道筋です。
 自然地名の名前は、日本中津々浦々どこでも、江戸時代よりずっと昔の中世、古代から語りつがれてきています。ましてや、「団子坂」の地名由来を、転ぶと団子のように転がっていく急な坂だから名付けたというのは、子どもに面白話に聞かせる寓話ならそれはそれとしてよい。
 ちなみに赤坂2丁目の「転坂」の名は、歩くと転びそうになる、と正直に坂の有り様を表していて好感が持てる地名だ。 
 都内の「団子坂」は他に、① 新宿区若松町と河田町にまたがる坂(新宿区教育委員会は説明の標柱を立てているが、その説明は「・・この坂はいつも泥んこで、歩くたびにまるで泥団子のようになったという)と記してある。情けない。
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 ② 千代田区昌平坂の別名 ③ 西荻窪の善福寺川に沿う坂などが見られるが、団子屋があったという話は聞かない。
 青森県三戸町の「団子坂」(過疎地の山あい)
 金沢の「団子坂」(戸室山への登山道)
 秩父の「団子坂」(秩父鉄道「お花畑駅」近く) 宵祭りのクライマックスを演出する坂
 仙台の「団子坂」(鷹繋山出崎)
 小樽の「団子坂」(海の見える市街地) これらはいずれも急坂に違いない。

 「談合坂の団子」のまとめ
 1 初めに「だんござか」という里俗(ローカル)地名があった。
 2 「だんご」を「団子」とか「談合」とか表記した。
 3 地名に因んだ遊び心か「団子屋」さんがそこに開業した。                       まさか上野原や山陽小野田が談合のメッカでもあるまい。
東京の谷中銀座商店街への入り口に「夕やけだんだん」という石段があります。坂はやはり段々ですね。 後日、東京文京区教育委員会に説明板の改訂をおねがいしましたところ、早速ご返事をいただきありがとうございました。参考にします、という回答ですが、なかなか書き換えてはもらえないでしょうか。 東京の皆さん、どうご判断されますか。                       熊本県上天草市大矢野町の湯島は、島原湾に浮かぶ小さな島だが、なんとかつては「談合島」と呼んでいた。段段坂の多い島だからだ。           《千駄木団子坂の説明版》         
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by baba72885 | 2007-08-15 19:33