白樺湖と蓼科山
Bグループベスト14(火山の存在感はあるが、器量が・・・) 第1位 伯耆富士(大山) でーんと構えた山陰の横綱、四季を通じてみんなに親しまれている。 2位 出羽富士(鳥海山) 白瀬中尉も眺めて育った。日本海からの雄姿を見てみたい。 3位 岩手富士(岩手山) 南部富士ともいい、イーハトーブ自慢のふるさとの富士。 4位 信濃富士(黒姫山) 旅愁あふれる北信は、戸隠、一茶とおらが富士 5位 日光富士(男体山) 典型的なトロイデ火山。日光には二荒神社(東照宮)があり、信仰の山である富士の名を付けるのはひかえたい気もする。 6位 諏訪富士(蓼科山) 八ヶ岳連峰の北端にあり、白樺湖からの姿はりりしく美しいが、威風堂々たる赤岳は盟主にふさわしい富士の姿だし、コニーデ型の火山なら、南端にある編笠山が裾野も長く見事な景観を見せる。 7位 筑紫富士(桜島御岳) 九州はかつて筑紫島といわれたので、この名がついているが、荒々しさを見せる御岳は「隼人富士」としたい。 8位 石見富士(三瓶山) 周囲に高山が無く、ひときわ目立つ山陰の西の雄だが、二つのピークが富士の形を気まずくしている。 9位 豊後富士(由布岳) ちょっと滑稽なトロイデには、思わずにんまりしてしまう。由布院温泉と共に、別府の奥座敷として大事な観光資源だ。 10位 斜里富士(斜里岳) 道東を開拓した人々の心の支えとなった富士は、なだらかな美しい姿を見せてくれる。また、北にある羅臼岳は知床富士とも言う。 11位 渡島富士(駒ケ岳) 上部を爆発で失っている。雄大な裾野は雲がかかっていると大きなコニーデ火山を想像してしまうが、雲が晴れてがっかりしたことがある。 12位 会津富士(磐梯山) 本家の富士山と背比べをし、負けた腹いせに頭部を吹っ飛ばした姿が痛々しい。噴火の途中では、リードした時もあったとか。ムッソリーニもほめ称えたこの会津魂は、官軍に立ち向かった多勢に無勢の白虎隊だけではないのだ。 13位 越後富士(妙高山) 赤倉山、大倉山に挟まれた上越の名峰だが、独立性に欠けて大幅にランクダウン。 14位 吾妻富士(吾妻小富士) 頭を傾けた小さなお釜は、駐車場からも近く短時間で周回できる。 富士と呼びたい器量よしの火山 1 北海道の支笏湖にその秀麗な影を映す恵庭岳を「支笏富士」 2 尾瀬沼の北側に重厚な姿を見せる燧ケ岳を天空の富士として「尾瀬富士」 3 熊本市の西郊外に美しい円錐形を見せる金峰山は、絶好の夜景鑑賞スポットだ。熊本の人は、水前寺公園にあるミニ富士山で満足しているのだろうか。「肥後富士」か、ずばり「熊本富士」でいい。 箱根から見た富士山
《池田湖のバックに聳える開聞岳》