地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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c0134145_2015257.jpg全国の「まごめ」地名は「馬籠・馬篭・馬込」などと表記されている。「ま」は単に接頭語のようなもので、「こめ」が入り組んだ狭い谷、奥に引っ込んだ地形を表している。ところで、先日ある方から次のような質問を受けた。『中山道に「妻籠(つまご)宿」と「馬籠(まごめ)宿が」岐阜・長野県境の馬籠峠を境に対峙してあり、「籠」の字を一方では「ご」と読み、一方では「ごめ」と読むのはなぜか』という素朴な問いだった。                           「妻籠」はもともと「つまごめ」と呼び、「つま」はどん詰まりの意味で、「こめ」と相まって長野県南木曽町の「妻籠」の地形にぴったりだ。いつのまにか「め」を省略して「つまご」というようになったと思うが、一方で岐阜県中津川市馬籠も、もとは「つまごめ」といっていたのではないかとも思える。いつのまにか「つ」が省略され、「まごめ」になったのだろう。中山道の「馬籠」は、各地の「馬籠・馬込」地名とは、意味は似たようなものだが、その成り立ちが違うように思う。峠を挟んで同じ地名を使う例は全国的には所々にある。僻遠の地同士の富山県南砺市桂(かつら)と県境の桂峠を挟んで、岐阜県白川村加須良(かすら)はどちらかが訛ってはいるが、古くから二村だけの交流が行われていた。                             c0134145_2033269.jpg
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by baba72885 | 2009-08-26 19:16
全国各地に多く残る一音地名は、遠く日本語が確立する以前の古代の香りがする。                                   岡山県玉野市沼(ぬ)は、沼(ぬま)の遺称として貴重なものだ。                                滋賀県虎姫町酢(す)は、姉川を挟んで両岸にあり、川の州(す)に由来する。長野県麻績村麻(お)と日(ひ)は、S33年に麻績村と日向村が合併したときに、それぞれ麻績村麻と麻績村日という字(あざ)名とした事で一音地名が出来た。訪ねた役場の吏員さんの話では、地域の人は麻や日を会話の中では使わないそうだ。もっぱら書類上の地名というわけだ。もちろん麻績は古代の麻績部に因むし、日向は日当たりのいい場所のことだろう。山梨県早川町保(ほ)と岐阜県飛騨市の旧河合村保(下小鳥ダムに水没)は、急斜面にある集落からして、崩(ほう)けるという地形名だろう。飛騨市神岡町の土(ど)は、川の合流点の意味だ。茨城県那珂市戸(と)は、那珂川の渡し場とも考えられなくもないが、高くとがった台地の意味かもしれない。東には「戸崎」という」地名があり、北西の田崎には「真土」という地名がある。なお、「戸」にある小学校の名前は「戸多(こた)小学校という。茨城県つくば市佐(さ)は、桜(さくら)川に落ちる台地のへりと台地上の集落だ。地形的には「さくら」という地名にも関係するが、段差(さ)のある地形名だろう。岐阜県大野町野、岡山県奈義町野は田畑や草むらの意味だろうが、単に土地を意味する「な」が「の」に変化したかもしれない。現地は両方とも野にふさわしい地形だ。三重県伊勢市二見町江(え)は、五十鈴川派川の河口左岸にあり、江漁港や「江地蔵大菩薩」、「太江(たいこう)寺」がある。またJR参宮線には「江のトンネル」があり、江にある「栄野神社」も「え」がらみだ。「え」は入り江の意味そのものだ。            《二見町江と二見シーパラダイス》c0134145_21575532.jpg
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by baba72885 | 2009-08-16 20:06
鯨の町和歌山県太地町字太地(たいじ)と、三重県紀北町太地は同じ地形にある集落だ。その海岸縁の平地の規模は太地町の方が大きいのだが、いずれも背後が急な崖になっている。タイジの語源は、タギタギしいという意味で、急な崖地を表している。タギは、タキにも通じ険しい地形につけられる。養老の滝で有名な岐阜県養老郡養老町の養老郡をかつては多芸郡と称していた。いま、養老町高田には、美濃国二宮の「多岐神社」がある。      《和歌山県太地町の「鯨の博物館」》c0134145_20372148.jpg
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by baba72885 | 2009-08-03 22:22