地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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由良(ゆら)地名は、「ゆるい」という言葉にもあるように、緩やかな平坦地を表すが、海岸に多い地名からすると、海辺の緩やかな砂丘や砂地の意味だろう。山形県鶴岡市由良、兵庫県洲本市由良、京都府宮津市由良、愛媛県松山市興居(ごご)島の由良、島根県隠岐西ノ島の由良はいずれも海岸の小平地だ。また、鳥取県北栄町由良宿は由良川の左岸にある浜堤の内側にある集落だ。ただし、香川県高松市由良は、内陸の讃岐平野にあり、背後に由良山120mがあることから、地名はゆったりしたこの山の形に由来するかもしれない。
「ゆら」と同類の言葉に「ゆり」がある。秋田県由利本荘市には、ゆったりとした内陸の高原に「西由利原」と「南由利原」がある。鳥取県湯梨浜(ゆりはま)町は、東郷町、羽合町、泊村が合併して出来た町名で、東郷温泉の「湯」、現地の特産の梨の「梨」、浜辺の「浜」の珍しい風土合成地名だ。
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by baba72885 | 2009-09-25 21:53
愛知県春日井市には味美(あじよし)町という地名があるが、味美を「あじみ・あじび」と呼ばずに、「あじよし」としているのはいかにも作為的で、地名の由来を「味が美味い」というような意味では考えられない。周辺の地形と地名を調べてみた。味美の南には地蔵川を挟んで名古屋市北区味鋺(あじま)があり、東西に長く延びた庄内川右岸の低湿地帯だ。「あじま」の地名由来は、「あじ・ま」であり、「あじ」は悪しに由来し、悪地の意味で、味鋺の地形をよく表した地名だ。味鋺に隣接する味美は当初、やはり「あじま」が訛って「あじみ」と称していたのではないかと見当をつけたところ、解決の糸口は意外なところにあった。なんと、春日井市立味美小学校は、明治20年には「味鋺原(あじまはら)学校」といっていた事がわかった。往古は広くこのあたりを「あじま」と称していたのだ。「あじま→あじみ→味美→あじよし」というわけだ。 湿地につけられた「あじま」地名を列挙する。                                        愛媛県新居浜市阿島 三重県四日市市安島 兵庫県篠山市味間 奈良県田原本町味間 福井県越前市味真野(あじまの)                             一方、「あじ」には「あず」に通ずる、崩れ易い地形の意味もある。青森県鰺ヶ沢(あじがさわ)町の海岸はそれをよく表している。同じ海岸では、山形県鶴岡市鯵ヶ崎、福井県三国町安島がある。山間地では、福井市味見、長野県喬木(たかぎ)村阿島、福岡県みやこ町と香春(かわら)町の境にある味見峠等がある。北アルプスに源を発する梓(あずさ)川も、おなじ「あず」地名だ。       左《喬木村阿島》天竜川の阿島橋から東を望む 右《春日井市味美》c0134145_8335971.jpgc0134145_22334048.jpg
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by baba72885 | 2009-09-09 08:17