地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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 山梨県甲州市塩山の地名は、市の中央に鎮座する「塩ノ山554m」に由来する。塩(しお)の意味は、もちろんNaclの意味ではなく、日本語の「しぼむ」「しおれる」という言葉から来ている。「しょぼくれる」という意味にも使われる「しお」だ。この「塩ノ山」は確かに遠くから見ると、甲府盆地の平らにあって、その姿がぽつんとしょぼくれて見えたり、ぎゅっとしぼんだ山にも見える。土地の人は、素直に感じたままを山の名前にしたのだ。 麓に古くからある温泉の火山性物質を「しお」といい、それが地名の由来だとする説もあるが・・。                                  ところで、「塩」地名は全国に無数といっていいほど多くあるが、一部火山性の噴出物に関する地名以外はほとんどが地形地名だ。長野県には特に集中しており、塩尻市の知名度が高く、いまだに食塩と絡ませたい地名由来もたまに目にすることがある。長野県大鹿村には鹿塩川、塩川が流れ、地名でも「鹿塩・大塩・小塩・塩河・塩原」がある。天竜川に注ぐ小渋川の渋(しぶ)も塩(しほ・しぼ)の訛ったものだろう。ここの「塩」地名はかつて山塩を採掘していたことと相まって山峡の狭い谷間集落にふさわしい地名だ。まさに「塩の里」の様相を呈している。                                                     写真中央の塩(しょん)ぼりした山が「塩ノ山」(中央道釈迦堂PAより)
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by baba72885 | 2010-02-21 16:51

「軽井沢」の地名由来

 軽井沢(かるいざわ)は沢地名なので、谷地名の西日本にはないのは当然だ。軽井沢と聞いたらまずほとんどの人は長野県の避暑地を思い出す。しかし、軽井沢はいたるところにある。                            その語源は「カレ」や「ガレ」で、「ゴロ」や「ゴラ」に通ずる。つまり、涸れた沢(水無川)、ガレ場の意味で、北アルプスの涸沢(からさわ)や唐沢岳、黒部五郎岳、野口五郎岳、箱根の強羅(ごうら)等の地名にもなっている。                                 長野県の軽井沢は、今の旧軽井沢あたりが発祥で、付近に桜ノ沢や釜の沢の名があるように沢地形になっている。新潟県長岡市の軽井沢は、稚児清水川の最上流にあり、山形県大江町軽井沢は、月布川の奥深くにありこれらはまさに涸れ川の状態をよく表している。静岡県函南町軽井沢は、谷間の斜面の集落であり、涸れ沢ではなく、ガレ場の意味だ。                                               千葉県鎌ヶ谷市軽井沢で、下手賀沼に入る谷の最上流にある。                                  主なものを北から列記してみる。それぞれお近くの人は軽井沢を訪ねてみて下さい。                                  秋田県大館市軽井沢(米代川右岸) 秋田県羽後町軽井沢(石沢川の支流の) 秋田県由利本荘市軽井沢(十二ヶ沢川の上流) 宮城県加美町軽井沢(鳴瀬川上流、国境の御番所があった) 山形県西川町軽井沢(大入間川の支流) 福島市軽井沢(摺上川左岸) 福島県田村市軽井沢(移川の谷)                          横浜市西区軽井沢は、神奈川区三ツ沢と隣接しており今は市街地化しているが、元来の地形は険しいところで、地名にふさわしい場所だ。                            
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by baba72885 | 2010-02-07 19:44