地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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石川県羽咋市から七尾市に向かうJR七尾線は、両側を丘陵に囲まれた地溝帯を走る。この地溝帯は、往古には島であった能登と本州の間に横たわる浅い海の海峡であり、現在は邑知潟がその名残として残っている。地形的には佐渡島と同じで、、佐渡の地溝帯はいま国中平野となっている。                      さて、邑知(おうち)潟の「おうち」とは、凹地(おうち)の意味で、まさに地形そのものを表した地名だ。先人の感性にただただ感心するだけです。山口県下関市阿内(おうち)も、地名由来は「凹地」で、神田川の上流域の中国山地の中のへこんだ地域である。佐賀県唐津市阿内(おうち)は、いくつかの川が合流する場所を意味する「逢(あ)う地」が訛ったとする説があるが、ここもやはり「凹地」の意味だ。                      高知県越智(おち)町には、越智甲、越智乙、越智丙、越智丁の地名がある。仁淀川の谷平野の中心集落が「越智」の地名由来の地と考えると、「内(うち)」にも通ずる「凹地」が変化したと考えられる。                      同じ漢字でも、群馬県前橋市では下阿内(あうち)という。ここは、利根川の氾濫原である低湿地帯で、芦原(あわら)や芥(あくた)の「あ」を意味し、低湿地帯をよく表す地名だ。
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by baba72885 | 2010-05-26 19:31
東京都調布市入間(いりま)は、世田谷区と狛江市との境にあり、野川のつくった入り組んだ谷間にある。一方、埼玉県入間(いるま)市は知名度が高いが、7世紀ごろ制定された旧入間郡の地名から来ており、地名の起源の地は特定できない。そこには入間川があり、入間市のお隣の狭山市には入間川という地名もある。また、入間市には狭山ヶ原や狭山台という地名があり、さ(狭)・や(谷)・ま(間)で、と同じくこの辺りは入りくんだ谷が特徴的だったのだろう。所沢市にも狭山ヶ丘がある。                                                          ところで、「いり」の地名は、他にもある。静岡県浜松市入野町(佐鳴湖の出口)、佐賀県唐津市入野(山の中の入りくんだ土地)、群馬県高崎市入野(鏑川と土合川の合流点付近)、高知県黒潮町入野(入野松原の砂丘と山に挟まれた場所)など。                            愛知県長久手町杁ヶ池(いりがいけ)や名古屋市昭和区杁中(いりなか)も同じ「いり」地名だ。
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by baba72885 | 2010-05-09 10:51