地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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中津川の地名その2

5山口                                                        木曽郡山口村は中津川に越県合併した。今、中学校も坂下と統合している。山口の由来は、すんなり山の入り口というわけにはいかない。それなら全国に無数に出来るはずだが、谷口や野口、川口などと比べても意外に少ない。やまぐちの「ぐち」はぐちぐちした崩れ易い湧水地の意味だ。岐阜県東白川村大口もそうした地形にある集落だ。「くち」は「朽ちる」と言う事で、湿地地名の長久手、大久手、広久手などの地名の「くて」に通ずる。                                        6坂下                                 読んで字のごとくで説明は要らないが、どこの坂かとなると難しい。上野から下りる坂を「長坂」というが、もしそうなら坂下町合郷(あすごう)辺りが地名の発祥地といえるのだが。しかし、今の町中には「乙坂」という坂もある。私はやはり、「乙坂」のように坂下神社がある高い段丘から降りてきた辺りにあった地名だと思う。                                        7川上(かわうえ)                                        これも説明は要らない。中津川市の中津川の上流には川上(かおれ)という集落がある。「かわうえ」は「かうれ」「かおれ」になり下浦、鹿折、川浦などの地名にもなっている。                                         8付知(つけち)                                  難読地名の一つだが、その由来も難しい。「つけ・ち」と考えるのが無難で、「ち」は田立、明智、飯地などの「ち」で、場所の事だ。「つけ」は「つげ継」から来ており、段差のある断崖の地で阿寺断層の崖地についた地名だ。柘植という地名と同じ由来で、赤河断層のある恵那市中野方町には柘植の名字が多い。                                  9加子母(かしも)                            子どもと母いう表記からして明らかに縁起物の地名になっている。その由来は「かしお」が訛って「かしも」になったものだ。鹿塩とか柏尾、樫尾という地名が各地にある。「かし」は傾(かし)ぐという言葉から来ており、山麓の斜面や傾いた山稜の意味だ。加子母の東には「唐塩山」があるが、「からしお」も「かしお」も同じ由来だ。
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by baba72885 | 2011-04-18 10:33

中津川の地名その1

平成11年に縁あって、「中津川市の神社」(岐阜県神社廳中津川支部発行)の巻末に「中津川の地名」と題して、主な地名の由来を書かせていただいた。今回再び、合併後の拡大中津川についの地名由来の執筆依頼を受けたので、大字を中心にわかる範囲で引き受けさせていただいた。永久にのこる冊子なので、心して取りかからねばならない。                    1福岡                                                         かつての恵那郡福岡村福岡の地名だ。付知川の見事な河岸段丘面に自然につけられた瑞称地名(縁起のいい名前)で、地形を素直に表している。天竜川の河岸段丘には泰阜(やすおか)村や豊丘(とよおか)村などがあり、恵那郡鶴岡村(恵那市山岡町鶴岡)も同じ段丘面だ。                                   2蛭川                                                    平流川などとも表記されたことがあるが、「ひる」は「汁しる」につながり、湿地を意味する。ひるがの高原、昼神温泉などはその意味だが、恵那郡蛭川村の場合は、平流川とあるようにゆったり流れる川を表現したと思う。沿岸には「奈良井」などという平坦地を流れる小川を意味する地名もある。                               3神坂(みさか)                                                       馬籠村と湯舟沢村が合併した時に出来た地名で、もちろん神坂峠からいただいた地名だ。                                     4馬籠                                             木曽の馬籠は中津川に合併したが、岐阜県になっても木曽は木曽だから「岐阜県の木曽馬籠」ということだ。もっとも「木曽」の概念はかつての長野県木曽郡の内にかぎる事ではなく、広く美濃地方の東北部もそう呼んでいたことは、豊臣時代の古文書でも明らかだ。                       馬籠の由来は全国各地にある馬込、駒込などと同じでこまごまと入りくんだところを意味している。決してお馬さんとは関係がありません。「ま」は「せま」と通じた言葉です。
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by baba72885 | 2011-04-18 10:07

「浦安」の地名由来

 東日本大地震による液状化現象で苦しんでいる千葉県浦安市に行って来た。                                  浦安の地名は、明治22年に三か村が合併したときに命名された瑞祥地名だ。                                   その三か村の地名由来は①堀江・・地形そのままの地名、②猫実(ねこざね)・・・「ねこ」は「ね・嶺」のある「処(こ)」で、低湿地の微高地、「ざね」も「そね」の変化したもので「曽根」は自然堤防のような高みのことだ。③当代島・・当代は現代と同じ意味、島は集落の意味だから、新しく住めるようになった新田のことで、三か村ともわかりやすい地名だ。それ以外はほとんど埋め立て地で、液状化がひどい場所だ。地名としては、縁起の良い地名が多い。                                 列記する、明海、北栄、日の出、今川、海楽、美浜、舞浜(マイアミビーチに因む)、美浜、福栄、等                                               三重県桑名市長島町にも浦安地名があるが、そこには有名な「ナガシマスパーランド」があり、巨大な遊園地となっているのは偶然千葉と同じだ。但し、こちらは浦安神社に由来するというが、その神社の由来はやはり瑞祥だろう。左《入船地区の液状化の様子》 右《新浦安駅の階段の破損》     c0134145_19563950.jpgc0134145_1957217.jpg
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by baba72885 | 2011-04-08 19:47