地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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名古屋市栄の地名由来

 19日(土)、名古屋市栄(さかえ)の愛知県美術館ギャラリーで開催されている第75回「新制作絵画展」に行って来た。「月華」を出品されている鈴木幸子画伯の作品を鑑賞したいのと、ご本人にお会い出来ると言う事で滅多に出かけない名古屋栄に出かけた。                                   女史の作品は、益々円熟味を増したものになっていた。創作意欲のほとばしる若い気鋭の作家にありがちなその作品が私たちに何か訴えかけるということではなく、作品はただそこに微笑をたずさえて静かにたたずんでいるだけだが、鑑るものの生き様、そして魂に語りかけるとてつもなく深く広い奥行きを持った無に等しい時間と、限りない空間のようなものを感じた。                                                   さて、テレビ塔と久屋大通を中心に栄界隈は今名古屋の一大中心地になっており、さすがに「栄」の名の通りと言うわけだが、栄えているから「栄」という地名になったわけではない。端的に言うと、将来栄えるようにという願望を込めて名付けられた地名だ。すなわち、「栄」の地名はもとは荒涼とした淋しい地域につけられたもので、その多くは明治時代に市街地を避けてつくられた駅前の町を「栄町」とし、結果的に駅前市街地が繁栄し、望み通り栄えているのもそういうわけだ。                                               名古屋栄は、名古屋城下町の最南端にあり、明治初期は淋しい田舎だった、そこに官庁街や老舗の呉服店などが出来て次第に栄えてきたのだ。 ちなみに絵画展の開かれた「愛知芸術文化センター」の住所は、名古屋市東桜であり、この「桜」も「栄」同様に瑞祥地名だ。                        横浜市栄区も昭和61年に誕生したときに、願いを込めて命名されたものだ。      右「月華」            c0134145_1235216.jpg最も長野県栄村は新潟県境の境(さかい)に因んで縁起の良い漢字にしたのだ。
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by baba72885 | 2011-11-20 12:26

「田良子」の地名由来

岐阜県恵那市明智町田良子(たらご)は上下に分かれているが、たらたらの小さな平地である。地形地名の典型的な例として、面白い。                                岐阜県郡上市白鳥町向小駄良(むかいこだら)、大垣市上石津町多良(たら)も同じ「たらたら」地名だ。c0134145_17363719.jpgc0134145_17443436.jpg
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by baba72885 | 2011-11-10 17:39
「瀬田の唐橋」で有名な滋賀県大津市瀬田(せた)は、琵琶湖から流れ出る瀬田川の左岸にある地名だ。両岸に丘陵や山地が迫り、まさに狭苦しい地形をつくっている。「瀬田」は「狭田(さた)」という意味だ。田はもちろん水田ではない。処(と)が訛って「た」になり、縁起の良い田という表記になっている。つまり「せまいところ」を「せと・せた」と言ったのだ。「瀬戸の花嫁」の瀬戸や愛知県瀬戸市も狭いところという意味だ。                                 岐阜県中津川市田瀬(たせ)は、田んぼのある川の瀬ではない。ここを流れる付知川は田瀬のすぐ上流で狭い谷を刻んでいる。その谷平野の地名が「芝ヶ瀬(しばがせ)」とは粋な地名をつけたものだ。その谷を過ぎると付知川は急に広い流れになり、谷平野もぐんと面積を増している。                     すなわち、芝ヶ瀬は「狭い瀬」を意味する「狭(せま)ヶ瀬」が訛ったもので、田瀬は太い瀬の「太瀬(たせ)」で、芝ヶ瀬と田瀬は対になった地名で、川の流れを見たまま表現しているのだ。
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by baba72885 | 2011-11-08 20:04