地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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「呼続」の地名由来

名古屋市南区呼続(よびつぎ)の地名由来は、人が大声で何か呼び続けたり、呼び続いだわけではない。相変わらず伊勢湾の「潮がきたぞー」とか、東海道の七里の渡しの「船がでるぞー」とか呼び続いだなどという荒唐無稽の地名由来説があるのが情けない。杖をつくほど険しい「杖突峠」(長野県高遠)とか、膝が折れるほど急な「膝折」(埼玉県朝霞市や愛知県東海市)だとかもそうだが、人の動作を地名にすることは絶対にありません。                                   ある地形を表す言葉に、後から適当な漢字をあてていかにもの地名に仕立てたのだ。漢字は後につけたもの、漢字の意味をそのまま地名由来にしてはいけません。第一、「続」は「つづく」意味で、繋(つな)ぐ意味はない。                                           「よびつぎ」は「よび・つぎ」で、よぼよぼ(よびよび)の傾斜地と平地とのつぎ目(継ぎ目)を表す地形地名で、現地はかつて「呼続浜」と呼ばれた海岸で、丘陵状の土地が平地に落ちる所につけられた地名だ。                        佐賀県唐津市呼子(よぶこ)も「よぶ・こ(処)」で海岸に落ちていく傾斜地をそう呼んだのだ。                                     「よび」「ゆび」「ゆぶ」「よぼ」等の言葉を地名にした所は、傾斜地の他に川べり等にも多い。 
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by baba72885 | 2012-08-27 20:47

「橋立」の地名由来

内田康夫の小説「化生の海」の殺人事件に出てくる石川県加賀市橋立(はしたて)は、江戸時代北前船の西廻航路の大切な寄港地で栄えた。                  丹後の「天橋立(あまのはしだて)」と同じ意味かと思いきや、全然違った。                                          加賀の橋立は「端(はし)断(た)て」で、丘陵の端っこが海岸に急な崖をつくっている地形の名前だ。                           日本三景「天橋立」は、長い砂州につけられた地名で、砂州の根本の「府中」にある傘松公園から有名な「股のぞき」をすると、天に梯子(はしご)を立てかけたように見える所から、「はしだて」といい、「橋立」と表記している。                                                                                                                                 山口県の青海島にある「波の橋立」も砂州の絶景だ。                           (写真)丹後天橋立(2012.10.5) c0134145_1132375.jpg
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by baba72885 | 2012-08-20 09:32

「地名」の成り立ち

 9月27日中津川での講演資料より一部抜粋                                                                                                           (1) 地名の由来は素朴に発する言葉 → みんなが同意→さまざまに変化
あつ くら しぼむ たれる しぶしぶ びちょびちょ どど はく まま
たわむ うつろ ごろごろ だばいた つるつる とろとろ ゆぶゆぶ
(注))はら せ あし て くち まゆ め みみ ち いき かた はな
(2) 漢字の伝来と自由奔放な当て字の妙
鶴舞 植苗木 白金 馬場 乙姫 戦場ヶ原 談合 花無山 犬吠埼
神楽坂 我孫子 中仙道 武士 玉 坂祝 四街道
(3) 地名はいつ頃できたか                                 ○始原・・・自然地名(地形・気候・風土) 大多数がこの地名
福岡 川上 坂下 山口 馬篭 高山 恵下 桃山 尾鳩 
○古代・・・県 一宮 府中 国府 国分寺 郡家 ~条 佃 はり(墾・張・針)
加納 一色 三宅 服部 鵜飼 別所 別府 錦織 犬飼 土師
(注)東西南北 大中小 内中外 上下 

○中世~近世・・・名田百姓村(~丸 ~光)                                  豪族屋敷村(箕輪 堀之内 土居 城之内・根古屋)                      垣内(かいと)集落(~垣内 垣外 海道 会津)
城下町 (材木 米屋 百人 八丁堀 土塀 大手) 
新田集落(~新田 ~軒家 起 納屋 更~ ~分 新居)                                                  ○現代・・・瑞祥地名(瑞浪 瑞穂 大和 千歳 万賀 旭が丘 東雲 曙 若葉)
合成地名(読書《与川・三留野・柿其》 山岡 羽島 海津)

(4)母交と子交で地名が変化 かかし→こけし とむ→とぶ
(母音) 恵那と伊那 星ヶ丘と藤が丘 豊島(としま・てしま) 大野と青野
(子音) 崖の湯と保木脇 宇留間と鵜沼 夷(ひな)野と信濃 秋津と脇津
(5)音便化
(撥音便) 馬場(まんば)富田林(とんだばやし)木尾(こんの)実戸(さんと)
(促音便) 八田(はった) 足沢(あっさわ) 徳原(とっぱら) 
(6)清音と濁音 馬場 富田 
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by baba72885 | 2012-08-09 09:54