地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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名古屋市千種区今池の交差点には写真にある案内板があり、江戸時代からあった馬池が訛って今池になったとしている。                                               この説には疑問が残る。今池は江戸時代ではなく、古代からある地名と考えられる。(このブログの「今池」の地名由来その1参照)                                            江戸から明治にかけてはどこでも農耕や駄獣として馬を飼育しており、どこの池でも馬を洗っていたものだ。とりわけ千種区の池だけが馬池と言われたわけではない。                               千葉県匝瑳(そうさ)市には「馬洗」という地名があるが、これなら馬との関連を思わせる。「今」を縁起の良い人気のある地名の「馬」に訛ったならわかるが、地名命名の原則から言っても縁起のよい「馬」の字をわざわざ「今」に変える必然性は全く感じられない。                                   馬を洗うような池の話は、江戸時代の古文書にそうしたことが書いてあったり、この写真のように新しい時代の事で、それは地名ができた時から1000年以上もたっており、後世の人の作り話の地名由来なのだ。堂々と街中にこのような案内板があっては、市民や外来のお客様がこの俗説を信じてしまうおそれがあり、国際文化都市名古屋が泣いています。                      千種区の行政担当者様、一度お願いに上がるつもりですが、何とか正しい地名由来に改定をお願いします。                                                       今池は大阪市西成区の今池など各地の今池と同じく、あくまで、イ(井)・マ(間)・イ(井)・ケ(処)という湧水の出る地形地名で、奈良時代ごろからすでにあった地名と考えられる。  
(写真)今池交差点の表示板
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by baba72885 | 2015-10-11 20:56

「もりやま」の地名由来

かつて森山と書いていた名古屋市守山(もりやま)区には森にかかわる大森、森宮町、永森町などの地名がある。                                                 「モリ」の本来の意味は英語のフォレスト(森)ではなくマウンティン(山)を示し、~森という山の名前は東北や四国に多い。                                                  各地にある大室(むろ)山、牟礼(むれ)山、大群(むれ)山などもモリが訛ったものだ。                                 その由来は、古代の朝鮮語に求められ、古朝鮮語では山を「マル」といい、それがやがてムルからモリに変化したとする。モリには墓場や神聖な場所の意味合いもあり、それが山岳信仰にもつながり、神社の杜(もり)にも通ずる。美濃俣丸などマルそのままの山名も各地に散見される。                                         ただし、飯盛山のように、純粋に日本語の盛り上がったところを示す「モリ」もあるので注意が必要だ。                                                           守山の地名も「むろやま」に由来すると考えられるが、いずれにしても小高いところがその語源であろう。                                                        ちなみに、マルは高くそびえる秀でたことを意味するので、マルが転じたマロが古代の男名の美称にもなり、柿本人麻呂、阿部仲麻呂、そして牛若丸、日吉丸などがある。                                    中央本線の駅名は「新守山」だが、昭和39年に新しくここに新駅を設けた時に、すでに滋賀県に守山駅があったのでこう命名した。
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by baba72885 | 2015-10-06 15:06