地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

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「琴奨菊関」と柳川

初場所優勝の大関琴奨菊関は福岡県柳川(やながわ)市出身だ。                                    柳川の地名由来には、かつて簗(やな)川と書かれていたことから魚を取る「簗」があったことに由来するとか、川の沿岸に柳の木がたくさん生えていたとかの説がある。これらは漢字の字義をそのまま解釈したもので、間違った由来説の典型だ。それなら奈良県の明日香で明日何かが香るのか、鳥の飛ぶところはみんな飛鳥になってしまう。                                                        もっとひどい説は、そこを流れていた小さな河川を柳川といい、その川の名前から地名にしたというのだ。川の名前は近現代を除けば、そこを流れている地名からとるのが当たり前で、本末転倒も甚だしい。                                                      ヤナ・ガワ(側)が語源で、ヤナはヤネやミネに通ずる微高地を示すから、付近の低湿地帯にあってわずかな高地や自然堤防のような側やそのあたりを示した地名だ。柳や川の漢字は音に当てはめた仮のものだから、それを地名由来にしてはいけない。
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by baba72885 | 2016-01-26 10:35

「ちんの峠」の地名由来

岐阜県中津川市坂下と苗木を結ぶ「ちんの峠」は、鉄道が敷設されるまでの江戸から明治時代にかけては、木曽谷から加茂郡八百津町への重要な交通路だった。                                  峠には「鎮野峠」という石標があることから、もともと「しずの」と言っていたと考えられる。シズは湧水を示す場合もあるが、崖や急斜面の地形を示すことがある。戦場になった賤ヶ岳や中津川市山口の賤母(しずも)山の例がそれを示す。                                                         現地は峠の左右が切れ落ちた崖になっており、地形をよく示した地名だ。
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by baba72885 | 2016-01-22 10:44

「唐笠」の地名由来

あけましておめでとうございます。                                                本年度の初「ぶらり地名行」は、俳優峰竜太さんの生まれ故郷、長野県下伊那郡下条村へ行ってきた。                                                                  お城の形の道の駅と日帰り温泉コスモスの湯(400円)を堪能した後、村の図書館に拙著を二冊寄贈してきたが、親しみのある司書と職員さんで好感が持てた。
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そのあと、峰さんの実家であるスーパーで「リュウタワイン(1500円)」を買って、坂を下り、峰さんが通学に使った天竜川のほとりにある唐笠(からかさ)駅に立ち寄った。駅の住所は下伊那郡泰阜(やすおか)村唐笠にある。ちなみに峰さんの名前はワインのほか、飴やおやきなどにも使われており、写真入りの村の案内板をはじめ、村内は峰竜太さん一色だ。                              さて、唐笠の地名由来はカラ(空・干)・カ(上)・サ(接尾語)で、泰阜村の海抜600m前後の高原にある乏水性の浅い谷を示す地形地名だ。                              c0134145_20263527.jpg
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by baba72885 | 2016-01-04 20:30