地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

<   2017年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧

「法華津峠」の地名由来

NHKで古館さん司会の人名の番組をやっている。(10月26日、20時15分ごろ) 
番組取材班は珍しい苗字の「法華津」さんのルーツを求めて大分県から愛媛県宇和島市にやってきた。愛媛県教育委員会の専門学芸員である土居さんが登場し、次のように説明された。
「法華津」とは法華経の港の意味だ、というのだ。人名は地名からとっているので地名の由来を探らねばならないのだが。土居さんは漢字そのままの解釈をされておりとても残念です。
地名の原点は宇和島市吉田町法花津(ほけづ)でそこの湾も法花津湾である。また、西予市との境にある峠の名前は法華津(ほけづ)峠で、そこに上っていく急な坂を法花津坂という。一説によると法ヶ津という表記もみられるようだから、法華経とは何の関係もない地名であることは明白で、しかも「津」を港と決めつけてはいけません。ツはトの転で場所を示す接尾語で、水戸(みと)や中津(なかつ)などと同じ用法です。
法華津さんのルーツは地名の語源であるホケ(崩・呆)・トが転訛したもので、崩れやすい急斜面を示し、吉田町法花津の地形をそのまま素直に表現した地名です。
四国には全国のホケ地名の代表格があります、ご存じ徳島県三好市大歩危(オオボケ)、小歩危(コボケ)で、いずれも断崖ですね。
早速NHKに電話してその辺の話をしましたが、丁寧に応対していただきました。番組では一つの説ということで理解してほしいとのことでした。
視聴した限りでは諸説あるというコメントはなく、法華経説のみ流れたのでいかがなものかという次第でした。
NHKのディレクターさんにおねがいします、地名や人名を扱う場合、今後は少なくとも柳田国男の「地名の研究」や地名語源辞典の2~3冊ぐらいはちゃんと目を通してから制作してください。NHKの影響力はものすごいし、せっかくブラタモリはそこそこ良い番組なのだから。
 


[PR]
by baba72885 | 2017-10-26 21:18

尾頭橋の地名由来

c0134145_12262665.jpg
名古屋市中川区尾頭橋(おとうばし)と熱田区尾頭(おとう)町は堀川に沿ってある。
オツ(落)が語幹の地名で傾斜地か凹地を示す。近世の堀川はそうしたところを開削
したと考えられる。
(写真)平成29年10月15日

[PR]
by baba72885 | 2017-10-16 12:27

桑原坂の地名由来

c0134145_12063504.jpg
東京都港区白金台にある桑原坂(くわはらさか・くわばらざか)はサカにふさわしい名前だ。
クエ(崩)・ハ(端)・ラ(接尾語)で崩れやすい場所を示し、原っぱのことではない
各地にある「桑~」という地名は植物の桑を示すものはなく、険しい場所についている
地名だ。(写真)平成29年10月5日

[PR]
by baba72885 | 2017-10-16 12:08