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地名の由来が一目でわかる!


by baba72885
「星崎・鳴尾」の地名由来_c0134145_17371725.jpg
下の地図は名古屋市熱田区の「熱田図書館」で見られる古地図で、天白川を挟んで南区と緑区にまたがる地域のものだ。
台地が舌状に南にナルい尾根を示す「鳴尾」付近まで伸びている様子がわかる。天白川を挟んで対岸は緩やかなナルい丘陵地になっており、「鳴丘」「古鳴海」「鳴海」などナル地名がある。
なお、「鳴海」の地名由来についてはこのブログで先述している。
「笠寺」は」嵩(カサ)ばったタイラ(平)のカサテーラの転じた地名だが、「星崎」の地名由来は、台地と平地の境目を示す「フシ(節)」の「サキ(前・先)」が転じてホシザキと呼んだのだ。
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# by baba72885 | 2024-02-22 11:25

「寺尾」の地名由来

各地の寺地名は、タイラ→テーラ→テラと変化した地名で、web地図の地形図が平らな尾根の様子をよく示している。ちなみに付近にお寺の卍マークは見当たらない。寺尾のほか、笠寺、小寺、寺島、寺山、寺洞などの地名も然りである。
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# by baba72885 | 2024-02-22 09:36

「珠洲」の地名由来

珠洲市の地名由来を考えてみる。
 一般に言われているのは、「美穂須須見命」を祭神とする「須須神社」に由来するというものだが、現地に古くからススという地名があったから、祭神や神社名にしたので地名由来としては、スス、スズの語源を探る必要がある。
 神社名はその土地の名前から付けるのが基本です。
web地形図から見る珠洲市の中心部を見ると、海岸部から見て高所、高台を示す上戸町、飯田町という地名がある。中心部の東には蛸島町という、タカ(高)・島の転じた地名もある。
これらからすると、海岸の崖や急斜面を上がったところの集落についたこれらの地名は、洗い落とす意味のススグという言葉から浸食地形や、動詞のススムの語幹とも考えられ勢いよい急斜面ともとれる。また、シズ、ショウズの変化したもので急斜面からの湧き水地を示すことも考えられる。
 このようにやはり地形地名と考えるのが良いと思う。
「珠洲」の地名由来_c0134145_20210334.jpg

# by baba72885 | 2024-02-13 20:24

「高蔵」の地名由来

名古屋市熱田区高蔵(たかくら)町は、高いクラ(崖地形)を示し熱田台地の崖が現地で確認できる。高蔵、滝子、熱田(崖を示すアズ地形)、金山など高台の台地関係の地名が付近には多い。名古屋市東区にある地下鉄桜通線高岳(たかおか)駅も台地を示す地名だ
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# by baba72885 | 2024-02-06 19:04

「三尋石」の地名由来

長野県飯田市大瀬木三尋石(みひろいし)の地名は現存する大きな石に由来する。付近は開墾の際に出た岩があちこちに積んであり、この石は大きすぎて道路わきによけるのがやっとだったのだろう。
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# by baba72885 | 2024-01-21 07:02