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地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

布部の地名由来

新潟県村上市布部(ぬのべ)は、ヌ(沼)・ノ・ベ(辺)が語源で、湿地を示す。現地は三面川の右岸の低地に背後の湧水が流れ込む湿地帯となっている。                       一方、ドラマのスタート地点で有名になった根室本線布部駅のある北海道富良野市布部は、現地を見るととりわけ湿地地形とも思われないが、アイヌ語由来か、本土の和人がどこかの布部にあやかってつけた地名かもしれない。
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 島根県安来市広瀬町布部は「フベ」と発音し、語源はやはりヌノベだと考えられが、古代部民制度のなかで布を取り扱う職業集団であった布部起源とも考えられる。ちなみに、機織りをする集団は服部(はとりべ)といわれた。
# by baba72885 | 2016-10-28 11:29

「御嵩町」の地名由来

岐阜県御嵩(みたけ)町の嵩には高という字が含まれているように、ミ(接頭語)・タカ(高)の転で高い場所のことだ。御嵩は御岳と書かれた時代もあったようだが、木曽の御岳山とは違って山岳を示すものではなく、木曽川左岸の丘陵地帯を示したものだ。
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# by baba72885 | 2016-10-07 11:52

「可児市」の地名由来

岐阜県可児(かに)市には蟹(かに)薬師がある。                        カニはカネ(曲)の転で、大工さんが使うものさしを曲尺(かねじゃく)という。       可児市広見は可児市の中心地だが、このあたりで可児川が大っきく曲流している。この曲流を見てこのあたりをカニの地と名付けたのだ。もちろん蟹も可児も縁起を担いで用いた当て字だ。
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# by baba72885 | 2016-10-07 11:37

「暗峠」の地名由来

奈良県生駒市から大阪に越える暗(くらがり)峠はまさに名は体を顕わす名前である。           クラ(崖)・カリ(刈り取ったような斜面)の転で、全国各地のクラ地名では鞍、倉、蔵などの漢字が多いが、命名当時このあたりのうす暗さを強調したかったかもしれない。どっちから上ってもものすごい急坂で自動車でも気を付けていかねばならない。「暗峠」の地名由来_c0134145_11294110.jpg「暗峠」の地名由来_c0134145_11295635.jpg
# by baba72885 | 2016-10-07 11:30

苗木城

岐阜県中津川市苗木の苗木城は中国の長江の白帝城ならぬ、木曽川の断崖絶壁につくられた山城だ。                                          別名赤壁城、霧ケ城と言われるが今日(2016、9,27夕方)はその霧に包まれた墨絵のような苗木城跡がみられた。                                    城の住所は中津川市苗木那木(なぎ)で、ナギ倒したように切り取られた地形を示すナギ地名で、南木曽や渚、那岐などの地形地名と同じ語源だ。                         (写真)左上のこんもりした高森山に城跡がある
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# by baba72885 | 2016-09-29 09:38