「ゆい」「ゆう」の地名由来
2009年 01月 14日
忌々(ゆゆ)しいしい場所にはあまり住みたくないですね。 ①岐阜県白川町上油井・下油井 飛騨川の渓谷 ②千葉県東金市油井 下総台地からの湧き水地 ③静岡県島田市湯日(ゆい) 湯日川の流れる内陸の集落 ④大分県湯布院 火山の揺るぶりか、温泉の湯からついた地名 ⑤岐阜県富加町夕田(ゆうだ) 古代からの水田地帯 ⑥栃木県那須塩原市油井 那珂川の河谷平野の水田地帯 ⑦島根県隠岐の島町油井 海岸の狭い浜集落、すぐ南に旧火口の油井池(沼)があり、湿地の意味か。 ⑧鹿児島県奄美大島の瀬戸内町油井 狭い浜の小さな集落、背後に油井岳484mがある。ひょっとして「結」の意味とも思えるが、滑りやすい地形名だろう。 ⑨東京都八王子市由井 地区の中央部で湯殿川と兵衛川が合流する。清流と湿地を意識した地名。 (注1) 岐阜県中津川市夕森は、川上川の最上流の渓谷であり、幽谷の森の意味だ。 (注2)「結 ゆい」とほぼ同じ意味で使われる「もやい」は、元来は船を繋ぎ止めることからきた言葉だが、やはり漁民や農村での共同作業の意味になった。ちなみに東京渋谷駅の「モヤイ像」は伊豆の新島から運んだものだ。みんなで仲良く、協力しようという意味で設置してある。その向こうにあるハチ公像とは意味合いが違う。 左《沖縄ゆいレール》 右《白川町下油井と高山線