沓掛(くつかけ)は長野県中軽井沢の地名で有名だが、全国至るところにある。 「くつ」は朽ちるとか屈(くつ)の意味で、「かけ」は崖の意味や河川の浸食などによって欠けたような地形のことだ。つまり、「くつかけ」は街道の峠や崖地のことだ。 街道沿いの「くつかけ」は当然「沓」という履き物の漢字を使いたいし、旅人が疲れを癒すために沓をぬいで掛けておくお休みどころを念頭に「沓掛」という表記になったのだ。 したがって「沓掛」は大抵宿場ではなく、小休止の場所についている地名だ。 岐阜県にもこんなにある。 瑞浪市日吉町沓掛
美濃市美濃沓掛
美濃市須原沓掛
中津川市上野沓掛
中津川市神坂沓掛