地名の由来が一目でわかる!


by baba72885

北海道の地名(その1)

北海道は先住民族のアイヌの人々が「アイヌモシリ(人間の大地)」と呼んだ大地である。和人(シサム)が開拓・入殖・占有した居住地に付けた地名の起源をいくつかに分類してみた。                  ①アイヌ語をそのままカタカナで表記した地名                               
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 ≪写真≫ 根室市ノシャップ岬 遠くに利尻島がかすむ                                         占冠村ホロカトマム、ニセコ町、豊富町サロベツ原野、別海町シカルナイ、浜頓別町クッチャロ湖、豊頃町カンカンピラ、厚岸町ホロニタイ等、音を正確に表現するのは難しいと思う。                    ②アイヌ語を漢字にあてた地名                                         北海道では圧倒的に多い地名だが、当て字の妙を楽しむことが出来る。    ワッサム(和寒町)、シムカップ(占冠村)、シャコタン(積丹町)、メマンベツ(大空町女満別)、アショロ(足寄町)、シベチャ(標茶町)、トマコマイ(苫小牧市)、テシカガ(弟子屈町)、オトイネップ(音威子府村)等枚挙に暇が無い。タクシー(的士)やオリンピック(奥林匹克)のように、欧米語を漢字で表記する中国人の苦労がよく分かる。           ③アイヌ語の意味を漢字表記した地名                                    タンネトー(細長い沼)→長沼町、チュプペツ(日の出る川)→旭川市                   ④和人の故郷の地名                                               古代奈良の朝廷は、賦役などの為に全国各地の民を集め、彼らを計画的に洛外の地に住まわせた。その居住地には、それぞれの出身地の国名を付けることが多かったが、このことは徴用された民の郷愁を誘うというより、出身地別の管理が容易であったことが大きかった。現在、奈良盆地には「大隈・出雲・阿波・豊前・出雲・石見・三河・薩摩・備前・上総・但馬・吉備・美濃・飛騨・伊豆・武蔵・土佐」等の地名が残っている。郷土の祖先の労苦を偲び、この諸国ゆかりの皆さんは一度奈良を訪ねてみてはいかがでしょう。                            さて、北海道の場合はわりに自由に居住地の命名が出来たようだ。奈良県の十津川村は明治中期に大洪水に見舞われ、壊滅的な被害をこうむった。窮余の策として、村民の有志は新天地を北海道に求め、入植地に故郷の名を付け、現在は新十津川町として発展している。 町内には頑張る気持ちをこめた「総進」や故郷の「大和」の地名も付けた。また、豊浦町の山梨も、大水害の被災者が移り住んだ故郷地名だ。JR札沼線の「石狩金沢駅」のある当別町金沢は、入植した村松さんの出身地石川県金沢に因んだものだ。電話で問い合わせたところ、電話口の若い役場職員はその事情を知らなかった。北海道では徐々に開拓の歴史が風化しているのだろうか。他の職員が町史で確認して回答してくださった。本当にありがとうございました。沼田町東予は、ローカルな地名なので、伊予国(愛媛県)の東部の人の入植地であることがすぐ分かる。他の地名を列記します。                    中頓別町岩手・秋田、上湧別町滋賀、苫前町香川、士別市福島団体、北見市岐阜・土佐、サロマ町栃木、東川町阿波団体・富山団体、別海町香川、釧路市美濃・鳥取、足寄町宮城・長野・鳥取、音更町武儀(岐阜県武儀郡)、清水町讃岐、南富良野町伊勢・岐阜・越中団体、浦臼町越中組、岩見沢市越前・岐阜、由仁町熊本・山形、石狩市兵庫県団体、南幌町石川・三重、札幌市石川、北広島市 ニセコ町福井、千歳市北信濃、伊達市愛知・宮城、室蘭市香川、洞爺湖町香川、せたな町徳島・愛知・若松(福島県会津若松市) 等々                                                         
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by baba72885 | 2008-05-27 19:23